「景観の何が人をひきつけるのか
文学・美術・科学の視点から」
日 時: 平成27年11月28日(土)
会 場: 基盤教育2号館221講義室


次第
<開会> 13:30
開会挨拶

<シンポジュウム 趣旨説明> 13:35~
八木 浩司 山形大学付属博物館 館長

【感動する景観とは何か】
地球内部から圧倒的なダイナミズムや厳しさを感じさせ、さらには畏怖畏敬の念を抱かせる
・・・・・・火山景観、氷河地形景観
【文字通り地質景観美を誇るジオパーク】



【景観より風景として感じるもの:心象風景】
・本能的に安らぎを感じさせる・・・水辺の景観
・あこがれのイメージ・・・水墨画の世界、絵図
【同じ景観でも意識の差によって見え方が違う】
・ 北海道の自然景観は本土から移住した開拓民とアメリカから招聘されたお雇い農業技術者とでは、とらえ方・見え方が違った。
・ 石器は見る人が見れば判る・・・知識が無いとわからない、ただの石でしかない。
【地域景観を構成する要素】
さまざまな事象が展開される地域景観はカオスであり、
地域景観を構成する要素下記の要素を一つ一つ捉える
・地表
・大気、水蒸気
・人間社会
・集落、都市
・生産活動
・生物、植物
地表を真上から様々な事象のレイヤーの重なりとしてみた場合、ある事象ごとに取り出さないとみえない。
【地球景観は織物の横糸・縦糸でもある】

≪風景画に託された想いを読み解く≫

◆ 演 者: 山形大学学術研究院(基盤教育院) 佐藤 琴 講師

≪郷土の景観の発見」~江戸時代の富並八景をどう活かすか~≫

◆ 演 者:居駒 永幸 明治大学 経営学部 公共経営学科 教授

≪五百澤智也の景観:地球学と地誌学の視点≫

◆ 岩田 修二 東京都立大学(首都大学東京)名誉教授

<パネリスト及びコーディネーターによるパネルディスカッション> 15:00~

<閉 会>16:00