
とにかく優秀の人材は、
その家庭において賢明なる母親に
撫育された例は非常に多い。
【「論語と算盤」教育と情誼】
「渋沢栄一 100の訓話」 渋澤 健 著 日経ビジネス文庫より
cf.
~子育て・孫育て・・・その2~
≪ユニ・チャーム会長、高原慶一朗氏の母≫
漁師町だから気性の荒い連中がいて、下校途中に意地悪された。泣きながら駆け込んでも母は慰めてくれず、ある日、突き放すようにしてこう言った。
「男が泣いて帰って来るようなみっともないことはするもんやない。
こう言い返しい。『のちにはみとはれ』と」。
明治生まれの気丈な姿だった。普段は本当に優しい慈母だったが、弱気なところや甘えがでると厳しく躾した。
日本経済新聞 2010.3.3(水)私の履歴書より