平成26年5月20日、21日・第72期名人戦第4局:森内俊之名人対羽生善治三冠を題材に谷川将棋連盟会長・九段が同年12月に東大で講演される。
以下、将棋世界平成27年第6号付録、勝又清和六段編『新手ポカ妙手選』より引用
≪谷川将棋連盟会長・九段の談≫
「常識や本筋が分からない人はプロになれない」
「本筋の手しかさせない人は一流になれない」
≪勝又清和六段解説≫
・「王手は追う手」、「一段金は筋悪」等々
あらゆるセオリーから反する「常識破りの王手」
【羽生の4一金!】が名人奪取の一手となる。
・【羽生の4二角!】とまたまた
「大駒は離して打て」の逆をいく王手で決めた。
≪羽生善治三冠談≫
例外もあると常に考えながら指すのも大事かな。
この場合、難しいながらも勝ちの可能性が残った。
≪佐藤康光九段談≫
常識外の手を決断よく選ぶ選ぶところが
羽生さんの強さ。
羅針盤がない中での終盤の正確さが光った。