~吉本隆明大先輩:精養軒のビア・ガーデンから眺める夏の世の不忍池~
吉本隆明著「日々を味わう贅沢」・青春出版社刊行を本箱から偶然見つけるというか、手に引っかかった、失礼! 吉本隆明研究家の斎藤清一さんから頂いた本。
<吉本隆明先輩の奥様から斎藤清一さんが頂いた手紙のコピーが本にはさまれていました>

ページをめくると、「精養軒のビア・ガーデン」のタイトルが目に入る。1年以上になってしまいましたが国立科学博物館展示会 山形大学・米沢工業会祝賀会の会場だったと思い出す。

表紙&帯には次の言葉が記載されていた。
◇ 老いの中で見つけたささやかな楽しみ
◇ 人生とはとは凡庸であるほどうつくしい
◇ 素顔の吉本隆明を切り取った
自伝的エッセイ集
<精養軒のビア・ガーデン:帯より抜粋>
いま、上野の夏で、一番好きで印象深い風景はと訊ねられたら、精養軒の屋上で七月ごろから開店されるビア・ガーデンから、生ビールを傾けながら眺める不忍池の夕ぐれだと答えると思う。・・・・・