~平成28年度 学園都市推進協議会記念講演会~
日 時:平成28年6月2日(木) 17:00~
会 場:グランドホクヨウ
≪記念講演会≫
◆ 演題 『地域産学官連携成功の秘訣
~次々と新製品を生み出す「仙台堀切川モデル」の概要~』

◆ 堀切川 一男 氏
東北大学大学院 工学研究科 教授
(仙台市地域連携フェロー、福島県地域産業復興支援アドバイザー)


<内容>
1.山形大学時代の堀切川研究室の産学連携開発リスト
2.低摩耗ボブスレーランナー『ナガノ・スペシャル』の開発
3.これまで研究開発により実用化、事業化した製品件数:100件
4.21世紀の日本における新しい産業構造の在り方についての私見:
・大企業はスリム化
・中小企業は、倒産・廃業に歯止めがかからない
・当面、新しい基幹企業の登場は望めない
5. 地域企業を元気にするために必要なこと?:
・新分野開拓を目指す開発拠点となるべきで実効性のある地域産学官連携の構築と実践が有効
6.「地域に根ざし世界を目ざす研究&夢の実現を目指した研究」
exp1.
◆ 寺子屋 せんだい:地域企業技術者向けセミナーの実施
exp2.
◆ 御用聞き型企業訪問:地域企業への助言・指導
exp3.
◆ 地域企業との共同研究:製品開発
7.地域企業を元気にするために必要なこと??
◆ ものづくり・生産技術を画期的に改革するプロセスイノベーション Me to Me の研究開発に積極的に取り組む
8.産学官銀報民の連携による製品開発スタートのポイント
① 自分(達)が、欲しくなるもの
② 自分(達)が、使いたくなるもの
③ 社会に 役立つもの
④ でも、今、無いもの
9.開発の心構え
① 最初の製品化は低いレベルで目標設定
② 事前のネーミングが大切
③ 説明書、パンフレットも開発のうち
④ オプション(横展開)も考える
10.開発達成の波及効果
① 小さな成功体験が次の成功につながる
② 小さな成功事例が周りのやる気を引き出し、次々と成功事例が生まれることにより地域の開発意欲が 活性化し、やがて地域産業の創出につながる。
11.短歌で詠む・我が研究開発人生


12.堀切川のラブマップ理論



