~安崎暁氏「戦わずして勝つ経営体質作り」講演&交流会~

日時:平成 26 年6月21日14時30分~
場所:山形大学工学部百周年記念会館セミナールーム
次 第
1 開会挨拶&講師紹介 一般社団法人 米沢工業会 理事長 山崎洋一郎

2 御 講 演
講演テーマ:戦わずして勝つ経営体質作り
講師:安崎 暁(あんざき さとる)氏


≪内 容≫
<企業の真の競争相手は、同業他社ではなく、世の中の変化だ>
競争の本質は、変化の方向を見極め、マーケティング・開発・生産・情報の戦略をどうすれば、グローバル時代を生き残れる企業体質が作れるかである。
孫子のいう“戦わずして勝つ”という作戦の価値が時代とともに増大している。
<コマツ創業者の経営DNA>
創立:1921(大正10)年
創業者の精神:
◆ 工業技術の革新
◆ 人材の育成
◆ 世界への雄飛
遺伝子として受け継がれる
◇ 技術革新の追及
◇ グローバリゼーション
<社長就任時の考え:社長就任にあたって>
◆柔軟で敏捷な企業体質:人材育成、情報武装
◇ 会社は創造と挑戦の舞台、そこで演じるのは社員自身
<私が考えた日本型ハイブリッド経営>
統合⇒融合⇒総合⇒(統合)のトライアングル
◆ 老荘青、長期と短期のバランス
◆ 多様性の尊重
◆ 複眼、多眼、上下左右、縦横斜めの視点
<日本の行く末>
◇ 自主独立
◇ 老荘青のバランス
◇ グローバル競争力の向上へ
<山形県へのアドバイス>
◆ 山形、東北の良さを活かす
・今ある地元産業を育成
◆ 農業を堂々とした産業に変えてゆく
・補助金を当てにするのではなく、競争力を如何に付けるか
◆ 観光に目を向ける
≪質疑応答≫

Q:人財育成について
A:専門技術の高度化に伴い、技術者は分野外に疎いだけでなく、唯我独尊の傾向がある。
・外国人とどう付き合うか⇒グローバルな研修センターで英語で学ぶ
・社内ビジネススクールの開校⇒10年間で500人のリーダー候補を育成
Q:不採算部門からの撤退
A:専門分野の一流会社に、社員の処遇&働き甲斐を考え売却
Q:変化を予測する能力&感性を高めるには
A:
・事実を掴む⇒現実を直視する。
・他の産業に自社の未来がある⇒繊維産業(東レ 前田勝之助氏に学ぶ)が参考になった。
・予測シンクタンクの活用
他
Q:中国の未来について
Q:小松製作所入社の動機
Q:2つの学部を卒業されたわけ 等
3 閉会挨拶 山形逸品店―義風堂 袴田芳

第二の部 交流会
1.場所 Café Azuma
2.日時 17:00~18:30
【主催】 (一社)米沢工業会 山形逸品店ー義風堂
【後援】 米沢商工会議所 米沢市電振協 米沢電機工業会